ASO対策の実施でGoogle Playでのオーガニックダウンロード数が450％UP！

Superscale社がASO対策の実施でゲームアプリ「TinyTower」（NimbleBit社、Android版）のダウンロード数を450％向上させた方法についてご紹介します。

課題

Superscale社が、Nimblebit社のフラッグシップゲームTiny Towerのユーザーベース拡大を任された当初は、ダウンロード数を増やすにあたって、広告などを用いた有料のユーザー獲得戦略を実施した。しかし、Tiny Towerのプロダクトページが2011年から更新されていなかったこともあり、トラフィックとコンバージョンへの効果はさほど得られなかった。そこで、プロダクトページとオーガニックビジビリティの改善に注力することに。ゲームのオリジナリティを維持しつつ、新規ユーザーを惹きつけるための戦略立案が課題となった。

導入

SuperScale社はTiny Towerのストア掲載情報（Google Play）を改善するにあたって、クリエイティブとキーワード最適化の両方に重点を置いたASO戦略を実施した。同社はAppTweakのASOツールを活用しながら、市場・競合調査を入念に行なった。

1. アプリ名の説明文の改善

AppTweakのキーワード調査・提案ツールを用いて、メタデータに含むべきキーワードを特定した。また、当社の広範な競合モニタリング機能を活用することで、精密な調査を行い、新たなランクイン機会を特定したり競合とのキーワードギャップを比較することができた。

2. アイコンとスクリーンショットの試行錯誤

Superscale社は、アプリ名と説明文を改善した後、アイコンやスクリーンショットの改善に努めた。クリエイティブを最適化するにあたっては、AppTweakのASOタイムライン機能で競合の施策やA/Bテストの監視や分析を行なった。

競合を追跡することで、類似ゲームをベンチマークしながらTiny Towerの施策を練ることができた。競合ベンチマーキングは、プロモーションビデオ、キャラクター、フィーチャーグラフィックなどの新しいクリエイティブを作成・テストする上で重要な役割を果たした。さらに、競合アプリのメタデータの変更を監視することで、同社は、競争の激しいゲーム業界で遅れないためには、毎月クリエイティブを更新することが重要であることに気づいた。

競合他社のデータを調査し、新しいクリエイティブアセットを作成した後は、A/BおよびA/Cテストを設定し、異なるスクリーンショットやアイコン、カラーパレットが競合に対してどのようなパフォーマンスを示すかを確認した。

効果

SuperScale社は、当社のサポートにより、Tiny Towerのアプリページと可視性の最適化に成功した。Google PlayでのA/Bテストの効果もあり、ゲームのコンバージョン率が6.4%改善された。

検索トラフィックによるダウンロード数は、アプリ名と説明文の更新後の数週間で25%増加。クリエイティブとキーワードの最適化に注力したため、Tiny TowerはPlayストアでより頻繁に特集されるようになった。その結果、Google Play Exploreからのダウンロードが454%以上急増。